薄毛の原因があきらかに!コラーゲンの減少が髪を薄くする!


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加齢とともに、気になりだす薄毛。いつまでもお洒落を楽しみたい女性にとっては、外出が億劫になってしまう原因にもなりますよね。これまで、あまりよく分かっていなかったこの薄毛の原因ですが、このほど東京医科歯科大学の西村教授らが「高齢化による脱毛の仕組み」に関して、アメリカの科学誌サイエンスにて発表しました。その原因はなんとコラーゲン。はたして、薄毛に悩まない時代は来るのか!? 薄毛とコラーゲンの秘密をご紹介します。

■髪の毛はどのようにして生えてくる?

髪の毛は、毛穴の奥にある毛包という部分にある毛母細胞が盛んに細胞分裂をして生えてきます。その成長過程には「成長期」「退行期」「休止期」と呼ばれる3つの周期があり、5~6年の成長期を終えると、自然に抜け落ち(退行期)、しばらく休んだあと(休止期)再び毛母細胞が活性化して髪の毛が生えてくる仕組みになっているんです。

でも、老化にともなって毛母細胞の機能が低下してくると、成長期が短く休止期が長くなり、髪の毛が生えてこない毛穴が増え薄毛になってしまうのです。

■薄毛の原因は加齢によるコラーゲンの減少にあった!

今回、東京医科歯科大学の西村教授らは、この薄毛を引き起こす毛母細胞の機能低下の原因を徹底研究。そしてついにたどりついたのが、コラーゲン。その中でも17型コラーゲンが薄毛と密接な関係にあることをつきとめました。マウスを使った実験では、遺伝子操作で17型コラーゲンが過剰に出るようにしたマウスでは、薄毛が抑制されることを確認。髪の毛を作り出す毛包の機能維持には17型コラーゲンが必要なことが立証されました。今後、17型コラーゲンの産生を促す物質を摂取することができるようになれば、薄毛の悩みはこの世から消えることになるでしょう。東京医科歯科大学の西村教授も「コラーゲンがなくなるのを抑え、脱毛を防ぐような治療薬を5~10年で開発したい」とさらなる研究に意欲を見せています。

■“艶髪”を手にいれたいならコラーゲンと仲良くなろう!

薄毛を予防する17型コラーゲンは、今のところ人工的に摂取できる方法はみつかっていませんが、食べ物やサプリ、コラーゲンマシンを使って“艶髪”を目指すことはできます!

頭皮にある真皮の深い層の80%はコラーゲンでできているって知っていましたか?そのため、頭皮そのものの柔軟性や弾力性、保湿などを保持するにはコラーゲンは欠かせません。それに、頭皮にある髪の毛ができる場所「毛乳頭」の大きさに比例して、髪の毛の太さが決まるため、太くて元気な髪をつくるには、毛乳頭をしいては頭皮を元気にする必要があるんです。

この毛乳頭を元気しているのが、コラーゲンペプチドです。このコラーゲンペプチドが血流に乗り、頭皮まで届いて毛乳頭を刺激することで活性化され、太くて元気な艶髪が生まれるのです。アメリカで髪の太さとコラーゲンの関係を調べる実験を行ったところ、2ヶ月間に渡って14gのコラーゲンを毎日摂取し続けた結果、元の髪の毛よりも約10%太さが増したという報告もあるんですよ。

(まとめ)

第一印象は髪の毛が握っていると言われるくらい、人の見た目を左右する髪。だからこそ、加齢による薄毛は長年の悩みでした。それが後10年もたたないうちに解消されるかもしれないなんて。なんだかワクワクしますね!もちろん薄毛だけでなく、髪の艶にもコラーゲンは深くかかわっているので、ぜひみなさんもコラーゲンと素敵なお付き合いをして艶髪を手に入れてください。