若さと健康を保つために知っておきたい、コラーゲンとストレスの関係。


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若々しい肌を維持するためにコラーゲンが重要な役割をになっているのは、言うまでもないでしょう。しかし、加齢・紫外線・睡眠・食事など様々な要素が日々コラーゲンの質を低下させ、量を減少させています。今回の更新では、ストレスがコラーゲンに与える影響についてお話ししていきます。

コラーゲンとストレスの密接な関係!?

現代社会において、ストレスを感じずに生きていくのは不可能だと言えるでしょう。しかし、ストレスは様々な病気の原因になり、放置するワケにもいきません。そして、ストレスはコラーゲンにとっても最大の敵。体内にあるコラーゲンの量を減らし、新たな生成を妨げます。ここでは、ストレスがコラーゲンに悪影響を与える理由をご紹介しましょう。

【ストレスがコラーゲンを壊す!?】

肌のコラーゲンは、線維芽細胞という特殊な細胞が作り出しています。この細胞はほかにもエラスチン、ヒアルロン酸を生成するという役割を持ち、活発に働いている間は肌を若々しく保ちます。しかし、大きなストレスを感じると右脳が体内のコラーゲンをエネルギーに変換するよう指示を出し、コラーゲン量はどんどん減少。生成より分解が上回ると、肌のハリや弾力が失われていくというワケです。

【サブスタンスPが線維芽細胞の働きを抑える!?】

心理的ストレスを感じると、サブスタンスPという神経伝達物質が肌内部に放出されます。これによって線維芽細胞のⅠ型コラーゲン(骨や皮膚の強さを生み出すコラーゲン。皮膚の90%を占めています)・Ⅲ型コラーゲン(ベビーコラーゲンとも呼ばれ、肌の保湿性を高めることで潤いと弾力を与えるコラーゲン)の生成は低減。肌の弾力性低下やくすみの原因になることが分かっています。

【活性酸素がコラーゲンの線維構造を変える!?】

大きなストレスを感じると、人間の身体はそれを緩和するために副腎皮質ホルモンを分泌します。その際、一緒に発生するのが活性酸素。活性酸素はコラーゲン繊維にダメージを与え、細胞を破壊する働きを持っています。また、活性酸素によってダメージを受けたコラーゲン繊維は不自然に結びつき、新陳代謝を鈍くすることも分かっています。このようにして良質なコラーゲンの総量が減った肌はハリを保つことができず、シワやたるみにつながっていくのです。

色々なストレス解消の方法。

コラーゲンをたくさん含んだ若々しい肌を保つためには、ストレスの解消が不可欠です。しかし、残念ながら誰もが満足する万能なストレス解消法はありません。個々の性格によって、ストレスの状態によって、効果的な解消法が異なるからです。また、全てのストレスが悪い影響を与えるワケではありません。ストレスが一切ない状態は、逆に倦怠感や意欲低下を招くとも言われています。ストレスを上手にコントロールして適度な状態を保つことが、美容や健康にも良いと言えるでしょう。ここでは王道的なストレス解消法をご紹介しますので、色々な方法を複合的に使ってみましょう。

【解消法(1)痛みを感じる部位を温める】

心理的なストレスが局部の痛みの原因になることもあります。もし、ストレスが原因だと思う痛みを感じるなら温めてみましょう。蒸しタオルやカイロを当てるだけでも効果があります。

【解消法(2)運動をする】

イライラが続くのであれば、頭を空にして運動をするのが効果的。気晴らしができる他、自信の回復にもつながります。ウォーキングなど、激しくない運動でも十分です。

【解消法(3)泣く、または笑う】

泣いたり笑ったりすることで副交感神経を興奮状態にすれば、その後脳をリラックスさせることができます。涙は高い抗ストレス効果があると言われ、笑いには免疫力強化の効果があります。

【解消法(4)大声で歌ってみる】

腹式呼吸で歌うと、体内で空気をたくさん循環させることになります。その結果血流も良くなり、自律神経が安定し、緊張やイライラを鎮めることができます。

【解消法(5)とことん眠る】

身体の疲れをとるために効果的なのが睡眠。肉体的ストレスを解消するためにも、ぐっすり眠ることも意識しましょう。時には「今日はダラダラ寝るぞ!」と怠惰な自分を許してあげると精神的ストレスの解消にもつながります。

【解消法(6)異なるストレスをかける】

精神的なストレスを感じたなら運動を、身体を酷使したことで身体的なストレスを感じたなら頭脳的な遊びをしてみましょう。対極的なストレスをあえて受けると、バランスを取ることができます。

【解消法(7)コラーゲンマシンに入ってみる】

可視光線の照射で線維芽細胞を刺激するこのマシンは、体内コラーゲンの増加を促進させます。加えて、身体を温め、セロトニンを分泌させる嬉しい副産物も。コラーゲンの増加とストレスの減少、両方を求めることが可能です。

(まとめ)

サプリメントやドリンクなど、世の中にはコラーゲンを体内に取り入れる商品がたくさんあります。もちろんコラーゲンを増やすことは大切ですが、同時に今あるコラーゲンの量を減らさないことも同じくらい重要です。ぜひストレスのコントロールにも気を配って若さや健康を保ってください。