赤外線の恐怖!?老化予防は紫外線対策だけでは不十分です。


赤外線の恐怖!?老化予防は紫外線対策だけでは不十分です。

前回の更新で紫外線によるコラーゲンの変性について少しふれましたが、今回はさらにおそろしい…かもしれない近赤外線についてお話しします。ちなみに、近赤外線用の日焼け止め商品はまだまだ一般的ではないようで、今年(平成26年)からやっと本格的にリリースされていくようですよ。今後さらに注目されていくはずなので、乗り遅れないようにしてくださいね。

筋肉にまで届く電磁波、近赤外線

太陽光は、大きく分けて紫外線・可視光線・赤外線に分類されます。そして、さらに赤外線は遠赤外線・中赤外線・近赤外線に分かれます。近赤外線は紫外線や可視光線より波長の長い光(電磁波)で、なんと筋肉組織にまで到達するそうです。つまり、近赤外線を浴び続けると筋肉組織が破壊され、肌がたるみ、シワが深くなってしまうのです!しかも、太陽光の50%が赤外線。紫外線以上に恐いと言えるでしょう。また、近赤外線を浴びてしまう場所は、屋外とは限りません。パソコンやテレビ、電球からも照射されているので、室内でも安心できないのです。

さっそく始めましょう。近赤外線対策

近赤外線対策1 肌を露出しない

日差しの強い日や長時間外出する場合は、できる限り長袖・長ズボン・帽子の着用を!

近赤外線対策2 近赤外線カットの日焼け止めを使う

紫外線と近赤外線の両方に効果のある日焼け止めも既に発売されていますよ(紫外線におけるSPFのような指標値は、近赤外線にまだないそうです)。

近赤外線対策3 皮脂により防御する

皮脂は近赤外線をカットしてくれるので、顔や体を洗う際は皮脂を落とし過ぎないようにしましょう。

近赤外線対策4 脂肪により遮断する

実は脂肪は近赤外線から体の深部を守ってくれます。美容の観点からは一長一短ですが、老化を抑えるためには脂肪も必要だと覚えておいてくださいね。

近赤外線対策5 目を守ることも忘れない

テレビやパソコンから照射される近赤外線から身を守るには、目への注意も大切です。あまり種類は多くありませんが、近赤外線カットのメガネやサングラスを探してみてください。

近赤外線対策6 食生活にもご注意を

近赤外線は浴びる機会が多く、どれだけ対策しても足りないとも言われています。ビタミンCが多く含まれる果物などを日頃から食べて、内側からのケアも心がけましょう。

近赤外線は、美容医療の分野でも使用されています。有効に使えばコラーゲンの再合成を促進し、シワやたるみを改善することもできるのだとか。でも、効果(作用)の強い光を無防備に浴び続けると良くないのは言うまでもないですよね。この機会に、ぜひ注意を払うようにしてください。また、日焼け止めの進化も目覚ましいので、注目していきましょう。