お肌に厳しい夏を乗り切るために!梅雨の時期から対策を始めましょう!!


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5月も終盤にさしかかり、ゆううつな梅雨の気配を感じている方も多いことでしょう。毎年5月9日ごろに沖縄で梅雨入りが始まり、6月14日ごろには東北北部までの全ての地域が梅雨に入ります。メイクのノリが悪く、髪の毛のセットが上手くいかないなど、女性にとって決して嬉しくないこの季節ですが、お肌のトラブルが起こりやすいという事実をご存知だったでしょうか?というわけで、今回は梅雨時期のお肌の話をお届けします。

1. 油断しがちな梅雨の実態、ご存知でしたか!?

湿度の高い梅雨時期は、他の季節より乾燥の心配がないと思っていませんか?空気が湿っているためついつい油断しがちで、乳液をつけずに化粧水だけで済ませてしまう人も多いのだとか。ですが、 乾燥していないと感じる原因の多くは皮脂の分泌。気温が上がってきたこの時期はお肌の働きが活発になり、新陳代謝も良くなります。汗などによって汚れがたまりやすくなり、ベタつきも激しくなるのです。その結果、皮脂の過剰な分泌でニキビが増えたり、毛穴の開きが目だったり、お肌のトラブルにつがることも。まずは、梅雨の恐さを知りましょう。

ターンオーバーのサイクルが短縮!?乾燥肌に注意!

湿気や汗、皮脂などでなんとなく潤っている気がしますが、この時期はお肌の水分が蒸発しやすくなっています。紫外線は夏に向けて強まっていますし、冷房・除湿のきいた空間にいることで水分はどんどん奪われていくのです。その上、紫外線をたくさん浴びるとターンオーバーのサイクルも短縮されてしまいます。短縮された状態のお肌は水分と皮脂の補給能力が弱く、バリア機能も十分ではありません。その結果、乾燥肌になりやすいというわけ。Tゾーンのテカリやベタつきが気になりだしたなら要注意。きちんと水分補給ができる化粧品でお肌を守りましょう。

曇りや雨の日が続いても、紫外線への注意は怠らないで!

紫外線の量は4月ごろから増加し、5月にピークを迎えます。その後、梅雨時期に少し減少し、再び真夏に向けて強さを増していきます。確かにピーク時や真夏に比べて梅雨時期の紫外線量は減少しますが、ここでの油断は厳禁。曇りの日は晴天時の50~80%、雨の日は同じく20~30%は紫外線が届きます。数字だけ見ると大きく減少しているようですが、6月の曇りの紫外線量は12月の晴天時の3~5倍。決して少なくないのです。また、紫外線は反射や散乱をしやすいため、日影でも避けられません。アスファルトなら10%、水面なら10~20%、砂浜なら10~25%の紫外線を反射します。その上、空気中の微粒子からの反射もあるため、どこにいても逃げられないのです。

2. 夏を乗り切るためにも、梅雨時期からコラーゲンを蓄えましょう。

ここまで梅雨時期の紫外線があなどれないことをお話ししてきましたが、上手に紫外線と付き合っていくにはどうすれば良いでしょうか?簡単にお応えすると、コラーゲンを増やせば良いのです。お肌に紫外線が当たると、メラノサイトというメラニン色素を作り出す細胞を刺激してシミが生まれ、コラーゲンやエラスチンを破壊する酵素を生み出してシワを作ります。いわゆる光老化と呼ばれる現象です。紫外線対策をきちんと行うことはもちろん、コラーゲンが減少する季節だと理解して意識的に増やすことが大切だと言えるでしょう。

紫外線対策をきちんとしましょう!

1日のうち最も紫外線量の多い時間帯は10時~14時。この時間帯の外出はできるだけ避けましょう。避けられない場合は、長そで・帽子・サングラスなどで対策を。また、日焼け止めも忘れず塗りましょう。紫外線防止効果の高いものほどお肌への負担がかかるため、自分に合ったものを見つけるのが大切です。そして、UVA(紫外線A波。生活紫外線とも言います)への意識も忘れずに。UVAは雲も、窓ガラスも透過する性質を持っています。曇りの日や、屋内で過ごす場合も対策が必要です。

コラーゲンを増やす努力を始めましょう!

コラーゲンを増やす方法は色々あります。代表的なものは、

  1. コラーゲンの材料となる食材やサプリメントを食べる(飲む)。ただし、コラーゲンの材料を摂取しても身体に吸収する時に更に小さく分解されるため、お肌のコラーゲンになるとは限りません。
  2. コラーゲンを増やすコスメを使う。ターンオーバーする力を高めるレチノールやナイアシン、身体の中でコラーゲンを生成する時に必要になるビタミンC、繊維芽細胞に働きかけるマトリキシルなどが配合されているコスメを選びましょう。
  3. 女性ホルモン「エストロゲン」は、コラーゲン生成を高める効果があるとされています。恋をしてトキメく、大豆製品を摂取する、睡眠を十分とることなどが重要です。
  4. フルーツ酸を使ったピーリングをする。エステサロンやクリニックで受けられるこのピーリングで、コラーゲンを増やすことができるのだとか。古い細胞をはがすことで、身体の中で「新しい細胞を作りなさい」という指令が出て、コラーゲンを作る繊維芽細胞も活発になるという理屈です。

コラーゲンマシンを試してみる!

コラーゲンマシンは633nm領域の可視光線を照射することによって線維芽細胞を刺激し、体内のコラーゲン生成を促進する機械です。簡単に言うと、疑似太陽の光を浴びることで身体を刺激しています。この説明では紫外線の心配もでてきそうですが、コラーゲンマシンは光の波長範囲を限定しているため紫外線が一切含まれません。太陽光の有害な要素を排除し、お肌に良い要素だけを抽出しているため、安心して利用できるでしょう。海水浴や夏場のレジャーで紫外線のダメージを受けた後に利用すれば、事後の対策にもなります。

(まとめ)

冒頭でもお話ししましたが、梅雨の時期はお肌のケアで油断しがち。ですが、これから夏に向かってお肌はどんどん厳しい環境にさらされていくことになります。だからこそ、この時期から対策や予防をすることが大切。秋や冬になって後悔しないためにも、気を引き締めて対策を行ってくださいね。