
「夜食症候群」という言葉を聞いたことはありますか?実は、世界の中でも、夕食をしっかり食べる習慣がある日本人は特に、陥りやすい症状と言われています。毎日の残業で夜ご飯が遅くなってしまう人、夕食後のデザートがやめられない人、夜型で夜中についつい夜食を食べてしまう人、そんな人は要注意!お肌にもダメージを与えてしまう、「夜食症候群」についてご紹介します。
夜食症候群とは?
1日の総摂取カロリーの1/4以上を夕食や夕食後の間食で摂ってしまっている生活習慣のこと。最近は、朝ごはんを抜く人も多く、その分、比較的ゆっくりできる夜ご飯に重きを置きがちです。日本では、もともと家族団欒の時間が取れる夕食が豪華になりがちですが、夕食の時間がどんどん遅くなっていることも一因となり、「夜食症候群」に発展する人が増えています。
夜食症候群になるとどうなるの?
夜遅い時間帯の食事が習慣化すると、食事量が少ない割に体重ばかりが増えてしまうなど、脂肪がつきやすくなります。そればかりか、高血糖、高血圧、脂質異常症などになりやすくなり、メタボリックシンドロームを招くリスクが高くなります。また、生活習慣病や不眠につながるとも言われていて、それがコラーゲンの生成や修復を妨げ、肌トラブルに発展することも。実は、重度の肥満者の1~2割がこの「夜食症候群」と言われ、規則正しい食事を怠ることで、代謝が落ち少量の食事でも太ってしまう不健康な体になるのです。
あなたは大丈夫?簡単「夜食症候群」チェック!
夕食は毎日夜9時以降に食べている
残業で遅くなっても夕食はいつもどおりしっかり食べる
夕食は早く軽めに済ませるが、その後テレビなどを見ながらダラダラ何かを食べてしまう
寝る前に小腹が空いたり、夜中お腹が空いて起き、ついつい何か食べてしまう
飲んだ後はラーメンが食べたくなる
毎日のように飲み歩いている
以上の項目で一つでも当てはまる人は要注意!
「夜食症候群」から抜け出す対処法
夕食前にお風呂に入り、食欲を抑えてから夕食を食べる
残業などで夕食時間が遅くなりがちな場合は、午後6時~7時の間におにぎりなど炭水化物を先に食べておき、家に帰ってからはおかずだけ食べる
夜ご飯を食べる前と食べた後に毎日体重を測る
寝る前や夜中にどうしても何か食べたい時用に、一口大に切った果物や野菜、ガムやクラッカーなどを用意しておき、食べ過ぎを防ぐ
まとめ
いかがでしたか?なにかと忙しい現代において意外と「夜食症候群」に当てはまる人は多いのではないでしょうか?人は年齢とともに内臓の機能も衰えていきます。20代は平気だった生活習慣を30代、40代と同じように続けていると、急に体調不良を起こしてしまうことも。また、夜遅くにたくさん食べることで、睡眠中も内臓の働きが消化に使われてしまい、お肌の回復が疎かになり、日々の肌ダメージが積もり積もって大きなトラブルに発展してしまうこともあります。夜遅い時間の食事が習慣になってしまっている人は、一度1日の食事のとり方を見直してみてくださいね。