良いコラーゲンと悪いコラーゲン!?美肌を保つポイントをご紹介します!

ヒトの身体は約500万種類のたんぱく質でできていますが、そのうち30~40%をしめているのがコラーゲンです。骨、血管、関節、内臓、脳、肌と、色んな場所で重要な働きをしています。特に肌は70%がコラーゲンでできているため、美容=コラーゲンと考えられるのはもっともですね。
しかしこのコラーゲン、体内に蓄えられていれば何でも良いというワケではありません。年齢を重ねるにつれ、量の減少とともに質も低下していくのです。固くなったコラーゲンは、たるみやシワの原因になります。つまり、美肌を保つにはコラーゲンの質を守り、質の良いコラーゲンを新しく作っていく必要があるのです。そこで今回は、コラーゲンを守るポイントをご紹介します!
POINT1 ミネラルの摂取で、線維芽細胞を増やす!

線維芽細胞は、コラーゲンを生成する細胞です。こちらもコラーゲンと同様に年齢とともに減少していくので、増やすことができれば肌の若返りに大きな効果が期待できます。ただし、線維芽細胞そのものを増やすのは簡単ではありません。日本薬学会の発表ではミネラルに線維芽細胞を増やす働きがあるのだとか。硬水や海洋深層水、雑穀、納豆、ワカメなどミネラルの多い食品を摂って増やしましょう。
POINT2 ビタミンCの摂取や表情筋の鍛錬で、線維芽細胞を活発化!

ひとつの線維芽細胞が元気であれば、コラーゲンの量も増えていきます。そのためには、まず活性酸素から守らなければなりません。抗酸化作用のあるビタミンCやポリフェノールなどを意識的に摂ってください。また、表情筋を鍛えることでも、(顔の)線維芽細胞を活発化させることができます。
POINT3 「老化架橋」を防ぐため、甘いものは食物繊維と一緒に!

肌はコラーゲン同士が橋をかけあうように結びつき、繊維をはりめぐらせています。これをコラーゲン架橋と言いますが、コラーゲンが老化することで老化架橋に変性します。本来の橋とは別に次々と余分な橋ができるため、水分の居場所が減り、コラーゲンの弾力性は奪われ、乾燥やシワになるのです。老化架橋を促進しているのは過剰な糖分。甘いものを食べる時は、食物繊維と一緒に摂って糖分とコラーゲンの結びつきを抑えましょう。
POINT4 線維芽細胞を守るため、クレンジングは確実に!

メイク汚れが残ったままだと、線維芽細胞に傷をつけてしまいます。もちろん過剰なクレンジングはダメですが、自分の肌に合うクレンジングを毎回しっかり行いましょう。
POINT5 曇りの日もご用心。紫外線対策に意識して!

紫外線、特に肌の奥まで届くA波(UVA)は肌の大敵です。コラーゲンを変性させ、しわやシミの原因を作ります。しかも、紫外線A波はオゾン層や雲、窓ガラスを通り抜けやすい性質を持っているので、より強く意識しましょう。曇りの日や、屋内でも日が当たる場合は要注意ですよ。
コラーゲンを活性化させることも、コラーゲンを守ることも、どちらも美肌を保つためには欠かせません。しかも、線維芽細胞は怠け者。放っておくと、どんどん働きを弱めていきます。日常から意識して、ぜひ美肌を保つようにしてくださいね。