コラーゲンマシンと美容医療機器の違いと類似性!

近年、エステ業界で知名度を増しているコラーゲンマシンをご存知ですか?TVや雑誌で取り上げられる機会も多く、定期的に利用されている芸能人やセレブもいらっしゃいます。一方、医師の診断によって治療を行う美容医療の世界においても、コラーゲンマシンと同様の仕組みで施術する医療機器が主流となっています。今回は、エステと医療、似て非なる業界において使用されている美容・医療機器についてのお話をお届けします。
1.コラーゲンマシンとは!?
コラーゲンマシンとは、600nm~760nmの可視光線を照射する美容機器。真皮の繊維芽細胞を刺激することで、体内のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸生成を促進します。コラーゲン量が増加すれば肌の水分量も増え、その結果シミやシワの改善やたるみを解消することができるというワケです。つまり、水着になってマシンの中で30分ほど寝転んでいるだけで、全身のアンチエイジングをすることが可能。もちろん、紫外線を含まない光を照射するため、日焼けの心配も不要です。近年は多くのエステサロンが導入し、1回5000円程度(お試し価格や初回サービスなら2000円程度のお店も!)で施術を受けることができます。
【体内でコラーゲンを生成するメリット!】
コラーゲンは235種類あるタンパク質の一種。コラーゲンを口から摂取すると、体内でアミノ酸に分解され、その後改めていずれかのタンパク質に再構成されることになります。つまり、サプリメントやドリンクを口にしても、必ずコラーゲンになるとは限らないのです(ただし、分子量の少ないコラーゲンペプチドは、繊維芽細胞を刺激することで体内生成を促すという研究結果もあります)。そのため、コラーゲンの経口摂取は効果がないと言われています。一方、コラーゲンマシンは体内での生成を促す美容機器。それだけに、経口摂取より直接的・確実にコラーゲン量を増やすことができるのです。
【コラーゲン体験者の感想】
美肌効果はもちろん、整腸作用・止血作用・感情コントロールなどにも力を発揮するコラーゲンマシン。ここでは体験者の皆さんの声をご紹介します。
- シミやシワがなくなり、たるみも改善された!
- 乾燥肌が、もちもち肌になった!
- シャワーを浴びると水を弾くようになった!
- むくみがなくなった!
- 髪や爪も健康的になった!
- 小顔効果があり、ボディーラインも引き締まった!
- 化粧ノリが良くなった!
- たくさん汗をかけた(デトックス効果があった)!
- リラックスできたので、その日はよく眠れた! などなど
2. 美容医療とエステの違い!?
コラーゲンマシンはエステサロンで施術を受けることができますが、医院やクリニックでもコラーゲンを増やす施術を受けることが可能です。エステと美容医療(美容外科、美容形成外科、美容皮膚科など)の違いは、医師の有無。医師のいないエステでは、メスや注射、薬、高出力レーザー機器を使用する医療行為を施すことができません。その分、安全性に最大限の注意を払って施術を行っていると言えるでしょう。逆に、美容クリニックでは副作用のある薬なども扱えるため、高い効果を追求することができます。ただし、美容医療の施術のほとんどは健康保険が適用されません。自由診療であるため、多くの場合エステより費用が高くなるのです。ここでは、美容医療分野でのコラーゲンを増やす代表的な施術をご紹介しましょう。
【高周波(ラジオ波)による施術】
高周波を照射することで、肌の深部に熱を加える施術法。皮膚の深部にあるコラーゲンを熱で収縮させるため引き締め効果が得られます。また、刺激を受けた皮膚を修復する過程でコラーゲンが生成されるため、長期的にお肌にハリをもたらし、たるみが改善されていくと言われています。デメリットは、ピリピリとした痛みをともなうこと。
皮膚の深部(真皮)に軽い火傷をさせている状態ですから、痛みに弱い方には向かないかもしれません(痛みには個人差があります。また、クリニックによっては麻酔を使用することもあります)。この施術における代表的な存在が、サーマクール(アメリカ・サーメージ社が開発した医療機器)。美容医療におけるシワやたるみ、ほうれい線治療のスタンダードになっている治療方ですが、1回あたり10万円から数十万円の費用がかかります。
【近赤外線による施術】
近赤外光の照射によって、真皮層の水分に熱を加える施術法。熱エネルギーによって真皮層内の線維芽細胞が刺激され、コラーゲンの再生が起こります。美肌や毛穴の改善に効果があるとされ、サーマクールに比べて痛みが少ないのがその特徴(痛みはほとんど無いと言われています)。一方で、真皮の表面までしか熱が届かないため効果が弱く、定期的な施術が必要です(効果の持続期間は4ヵ月~半年程度)。この施術における代表的な存在が、タイタン(アメリカ・キュテラ社が開発した医療機器)。たるみの改善を目的とした美容医療の中では最も安価な部類であり、1回あたり2万円程度で施術を受けることができます。美容医療の分野ではリーズナブルなこともあって人気の施術法です。
(まとめ)
今回ご紹介した美容医療の施術法は、いずれも光の照射によって体内のコラーゲン生成を促すものです。そしてそれは、光の種類こそ異なるもののコラーゲンマシンも同じ。しかも、コラーゲンマシンはより安価で痛みもないため、気軽に試すことが可能です。本格的な美容医療をお考えの方は、まずはコラーゲンマシンから始めてみてはいかがでしょうか?