紫外線の強い夏場こそ、線維芽細胞を活性化してコラーゲンを増やそう!


bel_shigaisen お肌にとってのコラーゲンの重要性は、皆さんよくご存知かと思います。日射しが強烈な夏場は紫外線がコラーゲンに与えるダメージを心配して、日焼け止めを塗ることに注意されている方も多いのでは?ご存知のとおり紫外線はコラーゲンを破壊し、シワを増やしてしまいます。ただし、紫外線が悪影響をもたらすのはコラーゲンだけではありません。体内でコラーゲンを作り出している線維芽細胞そのものにも大きなダメージを与えるのです。今回は、線維芽細胞にスポットを当ててお話ししていきましょう。

1.線維芽細胞のこと、きちんと理解していますか?

線維芽細胞とは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す細胞のこと。コラーゲンやエラスチンは線維芽細胞によって生成され、また分解酵素によって破壊されることで新陳代謝を繰り返し、その質と量を保っています。つまり、この生産と分解のバランスが取れていれば、いつまでもハリと弾力のあるみずみずしいお肌でいられるというワケ。しかし、線維芽細胞が活発に働けない状態になるとコラーゲンやエラスチンの新陳代謝がとどこおり、変性したコラーゲンやエラスチンはお肌の弾力を失わせ、またヒアルロン酸が減少することで水分も失われていきます。これがシワやたるみの原因。若々しいお肌を保つためには、コラーゲンだけでなくその生産工場である線維芽細胞を元気することが大切だと言えるのです。

線維芽細胞は、紫外線に弱い!

紫外線がコラーゲンを変性・破壊することはよく知られていますが、実はその生産工場である線維芽細胞も紫外線に弱いという特徴があります。強い紫外線を浴びた線維芽細胞は死んでしまいますが、そのかなり前の段階でもコラーゲンの生成はストップするのだとか。紫外線によって細胞内に生まれた活性酸素がコラーゲンの生成を抑制することが原因で、研究者によっては「1日数分間紫外線を浴びるだけでもシミができる」と言うほどデリケート。線維芽細胞を守るためには、できる限り紫外線を浴びないように気を配る必要があるのです。また、喫煙・食生活の乱れ・睡眠不足・ストレスなど、一般的に「お肌に良くない」とされる要因も線維芽細胞の働きを低下させると言われています。

コラーゲンを分解するMMP1は紫外線や刺激で増える!

コラーゲンを分解する酵素はいくつもありますが、その代表的なものがMMP1。コラーゲンを分解する先兵的な役割を持ち、まずMMP1が働かないと他の分解酵素は作用しません。このMMP1も紫外線に反応して増えるため、紫外線を浴びるという行為は(1)線維芽細胞を殺す(2)コラーゲンを変性させる(3)MMP1によるコラーゲンの分解を促進する(しかも、MMP1は新しいコラーゲンから分解するのだとか!)という3重苦を生み出す原因となります。また、MMP1は肌を強く押したり、引っ張ったりすることでも増えるという研究結果があり、加齢によって蓄積されていくことも分かっているため、抑えるのは簡単ではないと言えるでしょう。

2.線維芽細胞を直接的に刺激する、コラーゲンマシン!

世の中には、コラーゲンを補給するための(またはその原料となるアミノ酸を取り入れるための)サプリメントや化粧品がたくさん販売されています。コラーゲンマシンもそれらと同様に「対内のコラーゲンを増やす」という目的のために生まれた美容機器ですが、その仕組みは「線維芽細胞を刺激することで体内生成を増やす」というもの。つまり、紫外線や加齢によって弱った線維芽細胞の働きを直接的に活発化させることができるのです。ここでは、コラーゲンマシンの特徴をご紹介しましょう。

紫外線を含まない可視光線を照射!

コラーゲンマシンは600nm~760nmの可視光線を照射することで繊維芽細胞を刺激するマシンです。可視光線とは、その名のとおり人の目で見える波長の光(電磁波)。もちろん光には人が視認できないものもあり、可視光線より波長の短いものを紫外線、長いものを赤外線と呼びます。つまり、コラーゲンマシンが照射する光には紫外線が含まれないため(紫外線の波長は10~400 nm)、コラーゲンの変性とは無縁。真皮の奥にまで届く光で線維芽細胞を刺激することで、その働きを活性化させます。エステに設置されている大型マシンの外観は日焼けマシンに似ていますが、照射される光はまったく別物だと言えるのです(日焼けマシンの光は肌を焼くことが目的ですから紫外線が含まれます)。

ストレス解消で線維芽細胞を活性化!

コラーゲンマシンは、光線医療(太陽光に近い光を当てることで免疫力を高める治療法)を技術的背景に開発されたもの。日光浴の代替になるように設計されているため、ポカポカとした陽気の中で光を浴びているようなリラックス効果があります。現代人は、紫外線を避ける生活で精神的なストレスを増やし、日焼け止めなどの使用で肌のストレスを増やしています。安心して思う存分日光浴ができればストレスの解消になり、それは線維芽細胞を活性化にもつながると言えるでしょう。たくさん汗をかく爽快感を目的に利用する人も増えています。
まとめ
体内にあるコラーゲンを守ることは、お肌にとってとても大切なことです。しかし、一方で紫外線をはじめとする悪影響を与える様々な要因から守りきるのが難しいのもまた事実。だからこそ、ぜひコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞を刺激し、生成量を増やすことを意識してみてください。この機会にコラーゲンマシンを試してみてはいかがでしょうか?