結局コラーゲンって何?知っているようで知らないコラーゲンの基礎知識


fcdc09bd6d05a520af00a3cd424a702f_s コラーゲンブームが起こってからずいぶんと時間がたち、最近ではコラーゲンに関するさまざまな情報をあちこちで手に入れることができます。美と健康の必須アイテムとしてすっかり定着したコラーゲンですが「結局コラーゲンって何なんだろう?」という疑問を感じたことはありませんか?基本に立ち返ってコラーゲンについての基礎知識を一緒に見ていきましょう。

コラーゲンとは何か?

コラーゲンはたんぱく質の一種です。体を構成している全たんぱく質のうち30%を占めているものです。そして体内のコラーゲンの約40%は皮膚に分布しています。それ以外は骨や軟骨、血管や内臓にも存在しています。
体内には30種類近くのコラーゲンにはがあり、発見された順にⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型・・・と名前がつけられています。Ⅰ型コラーゲンは皮膚、骨、腱などに最も多く含まれていて、Ⅱ型コラーゲンは軟骨に多く含まれている、などそれぞれの働きがあるそうですよ。

美肌を保つだけじゃない!コラーゲンの役割

コラーゲンには様々な役割があります。

肌のみずみずしさを保つ

人間の皮膚は肌表面に近いところから表皮、真皮、皮下組織という3つの部分に分けられます。このうちコラーゲンが多く存在するのは真皮の部分。コラーゲンが網の目のように交差し、肌の弾力を保っています。

関節のクッションの役割をする

骨と骨の間でクッションの役割をしているのが軟骨です。軟骨の50%はコラーゲンで構成されているといわれています。コラーゲンが不足すると軟骨は弾力が失われ、固くなり、磨り減ったりもします。そのため関節痛などにつながる場合があります。
体内でコラーゲンが生成されることによって軟骨の代謝も活発になり、正常な関節の状態が保たれるのです。

血管のしなやかさを保つ

血管は内膜、中膜、外膜の3層からできていますが、内膜の大部分の成分がコラーゲンであるといわれています。この内膜は血管の強さや弾力を保つ上でとても重要な役割を果たしています。そのためコラーゲンが不足すると血管が弱くなり、弾力も失われてしまうのです。 弾力のない血管は伸び縮みがうまくできず、血液が通りにくい血管になります。そのため血圧を上げて無理に通ろうとすることで高血圧を招く可能性があるといわれています。
また血管には日常的に小さな傷が生じます。コラーゲンにはそれを修復する働きもあるのです。

骨を丈夫にする

骨を丈夫にするといえばカルシウムがすぐに思い浮かびますね。確かにカルシウムは骨を形成する主成分です。そして次に多い成分がコラーゲンなのです。骨の成分のうち約20%がコラーゲンだといわれています。
骨におけるカルシウムの役割は「固さ」、それに対してコラーゲンの役割は「弾力性」です。固いだけだと骨は折れやすくなります。弓のようにしなやかな折れにくい骨を形成する役割を果たしているのがコラーゲンなのです。

その他にもコラーゲンには爪を強くする働き、白髪抜け毛を防いで美しい髪を作る働き、筋肉を増やす働きなど様々な効果があるといわれています。コラーゲンといえば美肌というイメージが強いですが、他にも体の中でこんなにたくさんの役割を果たしているなんてびっくりですね。

コラーゲン生成のしくみとは?

コラーゲンを効果的に取り入れ、その魅力をもっと実感するにはどうしたらいいのでしょうか?まずはコラーゲンが生成される仕組みを見てみましょう。

体の中で生成されるコラーゲン

コラーゲンは体内でアミノ酸をもとに作られます。食事からとったコラーゲンは消化によりアミノ酸に分解され、吸収されます。そのアミノ酸を材料として体の中でコラーゲンの生成が行われるといわれています。 ところが年齢とともに新しいコラーゲンは作られにくくなっていき、体内のコラーゲン量も10代後半ごろをピークに年齢とともに減少してしまうのです。

コラーゲン摂取というと食事やサプリメントから摂取することがすぐに思い浮かびます。しかし上記のように分解されてアミノ酸として吸収されるため、コラーゲンとしての働きがそれほどないのではないかという意見もあるようです。コラーゲンを食事やサプリメントから摂取したときの効果についてはいろいろな説があり、現段階では十分に説明されているとはいえません。
ただし、コラーゲンは肌の美しさや体の健康を保つために確かに必要なものです。自分に合った方法でコラーゲンを取り入れていくことをおすすめします。

コラーゲンの魅力をもっと実感するための摂取方法

食事から摂る

コラーゲンは肉や魚の皮、軟骨、内臓などに多く含まれています。これらの食品を多く摂るとよいでしょう。さらに効率よい食べ方はビタミンCを含む食べ物と一緒に食べることです。ビタミンCは体内でコラーゲンを合成するときに必要な栄養素なので、合わせて摂ることをおすすめします。

サプリメントから摂る

コラーゲンを含む食べ物は日々の食事からも簡単に取ることができます。しかし脂肪分が多くカロリーが高いものも多いです。それが気になる場合はサプリメントから摂るのもいい方法ですね。しかしせっかく飲むのだから、きちんと体内に吸収されなければ意味がありません。サプリメントを選ぶ場合は「体に吸収されやすいものかどうか」をじっくり見極めてから選ぶのがよいと思います。

コラーゲンマシンでコラーゲン生成を活発化

皮膚の真皮層に存在するコラーゲンはお肌を支える土台です。コラーゲンマシンは真皮層にまで届く光によって肌に直接働きかけ、コラーゲンの生成を活発化し、ハリとツヤのある若々しいお肌へと導きます。
また、食事やサプリメントなどによる効果はすぐには感じにくいものですが、コラーゲンマシンはすぐに肌への効果を感じる方が多いです。パーティーやブライダルなど、ここぞという場面でコラーゲンマシンを利用する方もいるそうですよ。

まとめ

たんぱく質の一種であるコラーゲンは美肌を支えるだけでなく体の中でいろいろな役割をしているのですね。コラーゲン生成のしくみや摂取方法も詳しく知ってみると自分に合った方法を見つけることができそうです。コラーゲンを味方につけて、美しく健やかな体で毎日を過ごしたいものですね。