間違えると逆効果!? 肌が潤う正しいお風呂の入り方


coline-hasle-430742本格的なウィンターシーズンを迎え、バスタイムが心地よい季節になってきました。湯船にゆったりつかって体を温めると、疲れがとれたり、免疫力が高まったり、ストレスが緩和されたりと、よい影響がたくさんあります。ただ入り方を間違えると、逆にダメージを与えてしまうことも。そこで今回は、肌の乾燥に悩みがちな冬だからこそ積極的に取り入れたい、正しいお風呂の入り方をご紹介します。

■肌を乾燥させる、間違った入浴法とは?

1.お湯の設定温度が42℃以上になっている

湯温が高いほど肌は乾燥しやすくなります。気温が下がりついつい温度を上げてしまいがちですが、それが乾燥の原因になる可能性も。実際に、湯温が42℃と38℃のお湯につかった場合の水分量を比較すると、42℃の水分量は38℃の1/2しかないとの報告結果もあるそうです。乾燥を防ぐには、40℃以下のお湯で温まりましょう。

2.長風呂をする

お風呂の健康法として半身浴が有名ですが、長風呂は、肌の乾燥を悪化させてしまうことがあります。長くお湯につかると、肌を覆っている油分(潤い)が剥がれ落ちカサカサに。肌がふやけるほどの長風呂は逆に肌トラブルを起こす原因になってしまうので、15分以内が最適です。

3.体を毎回ゴシゴシ洗う

お風呂のたびにタオルなどで体をゴシゴシ洗っていませんか。それでは、肌の潤いまで一緒に落としてしまうことに。長風呂が肌の油分を落とすように、ゴシゴシ洗いもまたしかり。やりすぎると、肌を傷つけ皮膚病の原因になることも。タオルは使わず、手のひらでやさしくなでるように洗うと、潤いはそのままに汚れを落とすことができます。

■もっと肌が潤う、おすすめの入浴法

・ビタミンCで塩素を除去

ドラッグストアなどで販売されているビタミンCを使えば手軽に塩素を除去でき、肌にやさしいなめらかなお湯になります。220Lの湯船であれば、小さじ1杯弱でOK。敏感肌の人にもおすすめです。

・炭酸入りの入浴剤で血行を促進

血管を拡張させ、血流を改善してくれる炭酸入りの入浴剤は、体の芯まで温めてくれるお役立ちアイテム。疲労回復はもちろんのこと、肌を正常なターンオーバーへと導いてくれるほか、タンパク質汚れを落としてくれるため、手でそっとなでるだけでさっぱりきれいに。

・お風呂上りのケアにも工夫を

肌を乾燥から守るには、保湿も大切です。肌はお湯から上がると急激に乾燥し始めます。やさしく体をふいたあと、すぐに化粧水や保湿クリームでケアしましょう。

まとめ

いかがでしたか?入浴による乾燥から肌を守るには、「お湯は40℃以下」「入浴時間は15分以内」「肌は手でやさしく洗う」を基本に、「入浴後のケアを素早く行う」ことが大切なようです。入浴剤もコラーゲンやヒアルロン酸などが入った潤い重視のアイテムも販売されているので、色々試しながら癒しのバスタイムを楽しんでくださいね。