
長く続いた暑さもようやく終わり、涼しい秋の風が吹く季節になりました。季節の変わり目には温度や湿度の変化により、いつもより肌トラブルが気になる、という方もいるかもしれませんね。そこで注目したいのがビタミンC誘導体です。その美肌効果と効果的な使い方などをご紹介します。
ビタミンC誘導体って何?
ビタミンC誘導体は厚生労働省にも認められている美白成分の1つです。
肌にいいといわれるビタミンCですが、難点はそのままでは肌に浸透しにくいということ。また、酸素や光に弱く、酸化しやすいという弱点もあります。そこで、ビタミンCの安定性を保ち、肌に浸透しやすいものとして改良されたのがビタミンC誘導体なのです。角質層への浸透率が高く、安定的に肌にビタミンCを届けられる成分として、多くの化粧品に用いられています。
どういう効果があるの?
・アンチエイジング
活性酸素はシミやしわの原因となります。ビタミンC誘導体にはその活性酸素を取り除く高い抗酸化作用があり、若々しい肌を保ってくれるといわれています。
・コラーゲン生成
肌のハリを支えるための大切な成分であるコラーゲン。ビタミンCはコラーゲンを生成する働きがあります。そのためビタミンC誘導体を使うことで肌の弾力、ハリを出すのに役立つといわれています。
・美白
シミの原因として有名なメラニンですが、ビタミンC誘導体はメラニン色素の生成を抑えるといわれていますので、美白効果が期待できます。
・ニキビ予防
ビタミンC誘導体には過剰な皮脂を抑える作用があります。そのためニキビ予防の効果が期待できます。
ビタミンC誘導体配合化粧水の効果的な使い方
お肌に嬉しいたくさんの効果が期待できるビタミンC誘導体。せっかくならもっと有効に使いたいものですよね。そこでビタミンC誘導体配合化粧水の効果的な使い方についてご紹介します。
・ローションパックでゆっくりたっぷり補給
ビタミンC誘導体は他の美白成分に比べゆっくりと浸透するという特徴があります。そのため化粧水を手でつけて終わらせるのではなく、パックにすることで連続的に肌に送り届けましょう。コットンにひたひたになるくらいの量を含ませ、5分ほど肌に乗せると良いですよ。パックをすることでビタミンC誘導体の効果をより引き出すことができます。
・保湿ケアで乾燥を防ぐ
ビタミンC誘導体には保湿力がほぼありません。乾燥肌の方はとくに化粧水を使った後に美容液や保湿クリームでしっかりと保湿をするのがよいでしょう。
またビタミンC誘導体にはいくつか種類があり、化粧水でなく美容液や保湿クリーム自体に配合されているものもあります。特に乾燥が気になる人はそちらをチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ビタミンC誘導体は上手に取り入れることで、肌の悩みやトラブルを解決に導いてくれる、スキンケアには欠かせない美容成分です。またコラーゲンを生成する働きがあるというのも見逃せないポイントですね。上手に活用し、美しく若々しい肌を目指しましょう。