髪・爪・血管・骨・目。医学的にも重要なコラーゲンの形成。


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コラーゲンは美容のイメージが強く、「女性のためのもの」とお考えの方も多いのではないでしょうか。もちろんお肌の改善や維持に深く関わるだけに間違いではありませんが、医学的には様々な影響を及ぼすとされています。今回の記事では、女性にも男性にも興味を持っていただけるよう医学的なコラーゲンのお話をお届けします。

【薄毛対策にもなる!髪の直径を伸ばす効果】

残念ながら詳しいメカニズムは不明ですが、明治製菓さんの研究発表によればコラーゲン摂取を続けると毛髪の直径が増すとされています。発毛効果があるとまでは言えませんが、毛髪の直径はハリやコシに影響するもの。状態改善には効果があると考えられています。

【将来寝たきりにならないように!骨を丈夫にする効果】

骨の内部にある骨芽細胞は、コラーゲンなどのたんぱく質を分泌して網目の構造を作って強度を維持しています。つまり、コラーゲンの増加は骨密度を高めることになるのです。また、コラーゲンは関節炎の痛みも軽減するとされています。

【老眼の予防にも!水晶体の弾力を保つ効果】

老眼は、水晶体が硬化して遠近調節ができないことで起こります。この硬化を防いでいるのがコラーゲン。また、角膜の主成分でもあるため、細菌やウイルスから目を守る役割も果たしています。体内のコラーゲンを増やすことが、目のケアにつながります。

【心筋梗塞・脳梗塞を起こさないために!新陳代謝を促す効果】

血管の外壁を形成しているのも実はコラーゲンです。減少すると血管が細く・硬くなり、動脈硬化につながります。その結果、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な症状を招いてしまうのです。コラーゲンを増やすことで、これらを予防することができます。

このように、コラーゲンは人間の身体に良い影響を与える物質です。上記以外にも、爪を丈夫にしたり、傷の治りを早めたり、様々な効果があるとされています。ついつい美容への効果に注目しがちですが、健康に過ごすためにもぜひコラーゲンの増加を心掛けてください。